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ASUS IOTがPE1000Nを発表

2022/07/28

キーポイント

  • 強力なGPU: コード最小化 NVIDIA® Jetson™ フレームワークにより、ディープラーニングおよびコンピュータビジョンタスク向けの強力で高効率のAIパフォーマンスを実現
  • 過酷な環境向けの設計: 押し出しアルミニウム製ケースを備えたファンレス設計により、効率的で静音性の高い冷却性能と-20〜60°Cの広範な温度耐性を保証
  • IoTアプリケーションに最適: SWaPに最適化された設計、高い拡張性、コネクティビティは、AI搭載IoTアプリケーションに最適

台北(台湾)2022年7月28日

世界的なAIoTソリューションのプロバイダであるASUS IoTは本日、強力なNVIDIA® Jetson™プラットフォームをベースにしたエッジAI推論向け超小型コンピュータPE1000Nを発表しました。静音性の高いファンレス設計、優れた柔軟性を実現する豊富な産業用コネクティビティを備え、幅広い電源入力と動作温度をサポートし、最大限の汎用性と耐久性を実現します。

PE1000Nは、効率的なArm® プロセッサを搭載しており、強力なAI推論機能を備えたエネルギー効率の高いコンピューティングを提供し、トラフィック分析、人の追跡と人数計測、マスク検出、ソーシャルディスタンスのモニタリングなど、多様でスケーラブル、スマートなIoTアプリケーションに最適です。コンパクトなサイズと防振設計により、PE1000Nは、自動誘導カート(AGC)や自律移動ロボット(AMR)など、組込みオートメーションソリューションやスマートファクトリアプリケーションに特に理想的です。

強力な GPU

ASUS IoTがPE1000Nを開発したのは、急成長するスマートマニュファクチャリング市場に直接サービスを提供するためで、トップクラスのAIソリューションを提供するNVIDIAと緊密に協力しました。エッジAIの世界有数のプラットフォームであるNVIDIA Jetsonが組込まれた PE1000Nは、ディープラーニングやコンピュータビジョンタスクにおいて、最大21TOPSの低電力コンピューティングを提供します。 これにより、従来のIntel® Core™ベースのプラットフォームに比べてワット当たりのフレーム効率は最大14倍となります。

PE1000Nを使用すると、開発者はストックSDKとライブラリツールを活用してAIと機械学習モデルを実行することができるため、コードの変更は最小限で済み、Jetsonプラットフォームを簡単かつシームレスに導入することができます。

過酷な環境向けの設計

PE1000Nは容量が1.07リットルと超小型で、標準のATXシステムの約3%のサイズのため、さまざまなアプリケーションとソリューションに対応できます。さらに、専用の金属製ヒートシンクと銅製ヒートパイプ、押し出しアルミニウム製ケースを採用した独自の堅牢なファンレス設計により、効率性と静音性の高いファンレス冷却を実現しています。これにより、-20°〜60°Cの広範な温度下で安定した信頼性の高い動作を可能にします。つまり、堅牢で柔軟な設計のPE1000Nは、厳しい産業環境に適しています。

IoTアプリケーションに最適

PE1000Nには、LAN、DIO、COM、USB 3.2、Type-A、さらに一部のモデルでは CANバスなど、さまざまな産業用I/Oポートの広範なコレクションが装備されています。また、Micro-USBデバッグポートを搭載し、システムのメンテナンスも容易に行えます。オンボードWiFiとBluetooth®により、スムーズでシームレスなワイヤレスコネクティビティとクラウドコネクティビティを保証します。また、mPCIeスロットはデュアルSIMスロットのサポートなど、オプションの4G/LTEアップグレードモジュールに対応できます。大容量のAIデータストレージのために、SSD向けにM.2 M keyが付属されます。

PE1000Nには、それぞれ特色のあるNVIDIA Xavier™ NX、Jetson TX2 NX、Jetson Nano™の3つが利用可能で、あらゆるAIパフォーマンス要件に適合するモデルをそろえています。

PE1000Nの詳細な情報とサポートについては、当社のWebページをご覧ください

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