世界最高水準のセンサーによりタッチレス操作が可能となり、新たな使用シーンがを広がる
2021/08/05
ASUS IoTは、トビー(Tobii)との提携を発表しました。世界最先端の同社のアイトラッキング(視線計測)テクノロジーをASUS IoTのインテリジェント・テレメディシン・カートに統合することで、医療従事者は定期的・反復的な接触操作や物理的制御をすることなくデバイスを操作できるようになります。< /p>
インテリジェント・テレメディシン・カートは、台北市立連合医院の和平婦幼医院に導入されており、医師と看護師が操作し、症状を診断し、隔離室の患者を診療するのに役立っています。今回の発表では、インテリジェント・テレメディシン・カートの有用性をさらに高めることとなりました。
トビーのアイトラッキング・テクノロジーにより、コンピューターなどのデバイスは、人がどこを見ているのかを認識することができます。アイトラッカーは、ユーザーの存在、注意、焦点を検出し、人間の行動に対する独自の洞察を可能にし、さまざまなデバイスでの自然なユーザーインターフェイスを実現します。目を使ってコンピューターを制御する機能は、話すことや手を使うことができない人々にとっても重要です。この高度なハンズフリーテクノロジーは、インテリジェント・テレメディシン・カートが配備されている医療現場で大きなメリットをもたらす可能性があり、とりわけ新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)によって生まれた強い衛生意識と日常的な習慣に大きなメリットをもたらす可能性があります。
トビーのアイトラッキング・テクノロジーを統合することで、ASUS IoTのインテリジェント・テレメディシン・カートは医療従事者が直面する多くの一般的な問題を解決することができます。これらには、ワークフローの効率と従業員の福利の改善に加えて、プライバシー、安全性、セキュリティなど、さまざまな新機能が含まれます。たとえば、新しいアイトラッキング機能により、インテリジェント・テレメディカル・カートの豊富な機能がアップグレードされ、以下のような機能と利点を新たに提供できるようになりました。
ASUS IoTのインテリジェント・テレメディシン・カートには、ASUSの医療用コンピューター、ネットワーク通信機器、長時間バッテリーが搭載されており、キーボードではなくタッチスクリーンを使用することで消毒を容易にし、細菌の繁殖を抑えることができます。また、高解像度レンズを遠隔操作することで、さまざまな角度から画像を撮影し、医師の診断を支援することができます。さらに、WiFi、Bluetooth®、RFIDなどの通信規格をサポートし、多様な接続性を提供し、さまざまな医療機器と互換性があります。
インテリジェント・テレメディシン・カートに内蔵されたIntel®Core™プロセッサーとハードウェアアーキテクチャには、患者のプライバシーと個人情報を保護するためにAESテクノロジーが組み込まれています。 SaaSクラウドプラットフォームの強力な機能を合わせて利用することで、さまざまな地域の医師がリアルタイムで診断に協力できるようになります。オンライン受診の場合、患者の家族も診療プロセスに参加できます。診断と治療のデータは自動的にクラウドにアップロードされ、病院内の情報システムと連携することで、より迅速に利用できるようになります。
ASUSは、この成功経験をより多くの地域で再現し、包括的なコミュニティケアを強化し、医療サービスの質を向上させたいと考えています。