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EDGEでAI推論を実行

2020/05

ASUS Tinker Edge Tは、AIアプリケーション向けに特別に設計されたシングルボードコンピューター(SBC)です。機械学習(ML)アクセラレーターであるGoogle Edge TPUを備えているので処理効率が高まり、電力需要が削減され、接続されたデバイスやインテリジェントアプリケーションの構築が容易になります。

Tinker Edge Tはニューラルネットワーキングにも最適化されており、クラウドの人工知能をローカルデバイスで使えるようにするので、野心的なあらゆるAIプロジェクトに最適です。また、TPUはTensorFlow Liteモデル用に最適化されているため、一般的なMLモデルを簡単にコンパイルして実行できます。もっと詳しく知りたいですか?続きをお読みください…

メーカーを全面的にサポート

Tinker Edge Tを中心にAIプロジェクトを構築すると、ASUSだけでなくTinker Edge Tのユーザーコミュニティからも強力なサポートを得ることができます。

もちろん、ASUSは世界クラスのハードウェアとソフトウェアのサポートを提供していますが、一般の方からの関心が高まることでAIの視野がさらに広がるでしょう。GitHubには活気に満ちたTinkerEdge Tのディスカッションがあり、専用のTinkerEdgeフォーラムやウィキも盛り上がっています。

管理されたリソースとオーガニックなリソースの組み合わせにより、メーカーは既製のオペレーティングシステムとソフトウェアイメージを活用できるのです。たとえば、ASUS Tinker Boardフォーラム(https://tinker-board.asus.com/forum/)は、最大150fpsで2台のカメラによるAI推論を可能にするオブジェクト検出アプリケーションをラグが一切ない状態で備えており、Tinker Edge Tの優れたパフォーマンスが強調されます。このアプリケーションは、人やペットから電子レンジや自動車まで数十種類の日常的なものを確実に識別できます 。

今すぐ使える高度なAIアプリケーション

Tinker Edge Tの可能性はユーザーの想像力と同じくらい無限であり、組織の野心と同じくらい有能なものです。MLを利用したインテリジェンスをAI対応のロボット、スマートな会議室、さらにはスマートな自動販売機など、さまざまなアプリケーションに変えることができます。

たとえば、お買い物する店に入り、未来的な自動販売機の前に立っている自分の姿を想像してみてください。自動販売機を見ると、統合されたディスプレイにはまるで自分に合わせて作られたかのように、視線に反応するコマーシャルがすぐに表示されます。

これはまさにAI推論によるもので、Tinker Edge Tを利用して行われています。目の前に立つお客様の性別と年齢が検出されると自動販売機に適切な広告が表示され、通常は受動的な購入をインタラクティブな体験に変えることができるのです。

さらに、Tinker Edge Tにはさまざまなポートと接続も装備されており、これらはさまざまな方法で活用できます。たとえば、お客様がカードで購入できるようにしたり、タッチスクリーンディスプレイからオンラインで注文を作成するのも可能になります。事業的な観点から見ると、スマート自動販売機によって収集されたデータを分析して、在庫を監視し、補充を管理することもできるのです。

AI推論の力を手のひらで実現

AI推論は強力なテクノロジーであり、現代の世界のあらゆる場面で利用されるようになります。Tinker Edge Tは、病院での病気の診断から工場の生産ラインの欠陥の検出、またはサンゴ礁の劣化の監視から宇宙からの天気予報の計算などあらゆる場面でのAI推論ソリューションの作成を支援します。これが、小さなボード1つだけで可能になるのです。

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