iot iot

ASUS IoTとCanonical、IoTアプリケーション向けUbuntu認証で提携

2022/09/13

キーポイント

  • Ubuntu Linux OSがプリインストールされたASUSのIoTデバイスは、市場投入までの時間を短縮し、Canonicalによる長期的なサポートを提供
  • 認証により、ASUS IoTデバイスにUbuntu Linuxの最新アップデートとセキュリティパッチを確実にインストール
  • ASUS IoT PE100Aは、CanonicalがUbuntuバージョン20.04の認証を行った業界初のNXP i.MX8 IoTデバイス

2022年9月15日、台北(台湾)

世界的なAIoTソリューションプロバイダであるASUS IoTは15日、Canonicaとパートナーシップ契約を締結し、多様なエッジコンピューティング用途に対応する組込みボードおよびシステム向けに、Ubuntu Linuxオペレーティングシステムのプリインストール版および認証版を提供することを発表しました。Canonicalは、Ubuntu Linuxで最適化されたパフォーマンスにより、PE100AをはじめとするASUSの新しいIoTデバイスの開発期間、設定およびインストールが確実に改善するとしています。

ASUS IoTとCanonicalによる保証

ASUS IoTとCanonicalの提携により、個々のハードウェアのI/O機能は、産業グレードの基準やデバイス上で動作するUbuntuのバージョンに適合することが保証されています。さらに、産業用製造業、スマートリテール、スマート交通、監視をはじめ、さまざまな適用分野のユーザーに対して、最長10年間のLinuxセキュリティ(5年間の付属のESMサービス込み)と最新の機能を提供します。

初のNXP i.MX8 Canonical認証取得

PE100Aは、TCO(総所有コスト)に最適化された手のひらサイズのエッジコンピュータで、NXP i.MX8デバイスとして初めて、CanonicalからUbuntu 20.04での使用を認定されました。さらに、セカンダリI/Oボードで追加機能をサポートし、i.MX 8Mシステムオンチップ(SoC)が低消費電力で効率的なパフォーマンスを実現します。

Canonical認証により、PE100AにはUbuntuイメージがプリロードされています。これにより、お客様は導入とソフトウェア開発に集中することができます。購入時にUbuntu Core 20とUbuntu Server 20.04のどちらかを選択することができます。

台湾のCanonicalのゼネラルマネージャーであるTony Chiang氏は、次のように述べています。「Canonicalにとって、ASUS IoTと協力し、当社の先進的なUbuntuオペレーティングシステムとASUSの先進的なエッジコンピューティングおよびIoTハードウェアを組み合わせることは、自然なパートナーシップです。Canonicalにとって、この度のASUS IoTとの提携は、すべてのエンドユーザーに長期的なセキュリティと信頼性のサポートを提供し、最高のLinux体験をお届けする絶好の機会となるでしょう。ASUS IoTと協力して、IoT市場向けに高品質で価値の高い製品を数多く提供できることを楽しみにしています。」

ASUS IoT関する詳細な情報およびサポートについては、当社の Webページをご覧ください。

シェア