ASUS IoT、多様な垂直分野に対応するArmベースのTinker Board 3/3Sシングルボードコンピュータ とTinker System 3Nを発表
低消費電力で、綿密な設計で現代産業の要求に応える
キーポイント
- Tinker System 3N: 頑丈な設計、カスタマイズ可能なI/O、コンパクトなサイズ、ミリタリーグレードの強靭性、産業用途に最適
- Tinker Board 3/3S: NPU内蔵の高度なAI機能、強化されたグラフィック処理 、堅牢なデータセキュリティで多様なIoT、スマートリテールのニーズに対応
- 統合ソリューション: SDK、GPIO API統合、電源スケジューリング、OTAアップデートなど、高度な統合ソフトウェアおよびハードウェア機能
台北(台湾)、2024年9月18日 —AIoTソリューションのグローバルプロバイダであるASUS IoTは、Tinker System 3NとTinker Board 3/3Sを発表しました。Tinker System 3Nは産業用の多用途アプリケーション向けArm®ベースのファンレス組込みコンピュータです。Tinker Board 3/3SはクアッドコアのArm Cortex-A55を搭載したコンパクトなシングルボードコンピュータ(SBC)で、汎用性の高いIoTおよびスマートリテール向けの包括的なソフトウェア開発キット(SDK)を統合しています。ASUS IoT Tinker System 3NとTinker Board 3/3Sは、多様な垂直アプリケーションと産業界の需要に応えられるように綿密に設計されています。
Tinker System 3N:産業用に最適化された堅牢な設計とカスタマイズ可能なI/O
ファンレス仕様のTinker System 3Nは、クアッドコアのArm Cortex-A55プロセッサ(Rockchip RK3568)とArm MベースのMali™-G52 GPUを搭載し、産業用途に最適化されています。耐衝撃性能と耐振動性能は、厳格な米軍MIL 規格 810Hミリタリーグレード規格に適合しており、0.79リットルのコンパクトなサイズと、広い温度範囲で信頼性の高い動作を保証する押し出しアルミニウム製ケース(-40~60℃の温度範囲で機能)を特徴としています。
また、Tinker System 3Nは、12V〜24Vの広い入力範囲に対応し、損傷防止のための過電圧、過電流、静電気放電、逆電流保護の各機能を備えています。拡張性があり、カスタマイズ可能なI/Oインターフェイスは、多様な要件や構成に適応するための調整を迅速に行うことができ、スマートファクトリーオペレーション、ヒューマンマシンインターフェイス(HMI)アプリケーション、キオスクでの導入に理想的です。さらに、Tinker System 3Nは、AIとのシームレスな統合と応用のために設計されたニューラル・プロセシング・ユニット(NPU) を内蔵しています。
ASUS IoT Tinker Board 3/3S:NPU内蔵の高度なAI機能
ASUS IoT Tinker Board 3/3Sはまた、64ビットのクアッドコアArm Cortex-A55プロセッサ(Rockchip RK3566)とArmベースのMali-G52 GPUを搭載しており、高度なグラフィック処理と堅牢なデータセキュリティを実現します。シームレスに統合できる設計で、多用途なソフトウェアスイートを取り揃え、迅速な市場展開を可能にします。Over-the-Air(OTA)アップデート、高度な制御、SDKをサポートし、スマートリテールおよびヘルスケアアプリケーション向けに完全なソリューションを提供します*。
Tinker Board 3/3Sは、同様にAIタスク用のNPUを内蔵し、物体検出、音声認識、顔認識などの機能を強化しています。このため、デジタルサイネージ、セルフサービスキオスク、医療機器など、多様な産業ニーズに適応します。
ソフトウェアとハードウェアの統合ソリューション
Tinker System 3NとTinker Board 3/3Sはともに、包括的なソリューションを可能にする高度なソフトウェアとハードウェア機能を統合しています。これには、開発を簡素化するGPIO API統合SDK、エネルギー効率を高める電源スケジューリング、耐久性を高めるUSBデバイス電源管理、最適なパフォーマンスを実現する定期的なOTAアップデートなどが含まれます*。